冷えは女の敵[便ぴ]

  • 便ぴは5日以上も排便がなく、便が硬くなってなかなかでない状態のことです。便ぴの人は内臓温度の機能が低下し、老廃物がうまく排泄できません。
    ストレスなどの影響で血液のめぐりが悪くなり大腸に充分な血液が送られなくなるのが原因です。便ぴの陰に、大腸がんをはじめとする隠れた病気が潜んでいるケースもあります。便秘がだんだんひどくなってきたおき、以前と比べてたくさんの便秘薬を飲まないと排便できなくなったときなどは特に注意が必要です。
    また70歳を過ぎると腸の筋肉の弾力性は若いときの約75%に落ちることがわかっています。 
  • 現代人は、食事が欧米化し肉食を中心とした食事となり、野菜不足が原因で便秘の人が増えています。
    レタスなど食物繊維を摂ることは良いことですが、腸が冷えて便秘になっている人は、陰性食品(生野菜や牛乳)を食べると逆効果になり、便秘が解消したとしても下痢として便が出るのでからだに負担がかかってしまいます。
    根野菜の食物繊維を多く含む煮物など、大腸(内臓温度)をあたためる食品を食べ、老廃物を出しましょう。
  • 便秘解消のために水をたくさん飲むとよいと、よく言われていますが人間には適切な「水分量」があります。植物も水をやりすぎると根腐れしてしまいますよね。人間も同じです。
    自分に合った水分量より少なくても多くてもからだに負担をかけてしまいます。からだに水をため込んでしまうと「冷え」をおこしてしまうので、内臓温度が低下し悪循環となってしまいます
  • 運動や食事に気をつけていても、便ぴが解消されない人は、自律神経が乱れているのかもしれません。ストレスも「冷え」の原因の1つです。
  • 排便はほぼ毎日あるのに「おなかの張りがつらい」「トイレに何度行ってもすっきりしない」「ガスがたまっている」という人が急増しています。これは腸のぜん動運動が低下することで起こる「停滞腸」と呼ばれる症状です。
    食物繊維の不足や運動不足、偏ったダイエットが原因。これがひどくなると、便秘にもなりやすくなります。